まるで小鹿のような愛くるしい容姿と、
均整の取れたボディが魅力のミニチュアピンシャーは、
ドイツ原産の犬種で、日本では「ミニピン」の愛称で親しまれています。
一見、ドーベルマンの小型化かと思うほどよく似た外観ですが、
ミニチュアピンシャーの方が古い歴史を持っています。
「ピンシャー」とは「テリア気質の犬」という意味です。
ドイツ語では「ピンシャー」のことを「ピンシェル」といい、
ミニチュアピンシャーのことを「レイ・ピンシェル」
「ツベルク・ピンシェル」とも呼んでいます。
レイは「小鹿」、ツベルクは「超小型」を意味します。
この犬種は愛玩犬として登録されていますが、ドーベルマンと同じ祖先を持ち、
またトイ・マンチェスター・テリア、ダックスフンド、
イタリアン・グレーハウンドなどの血筋があることから、
小柄ながら大胆かつ攻撃的な性格で、自分よりも大きな相手にも
怯むことなく立ち向かうという、まさに番犬気質の犬種です。
ミニチュアピンシャーは、運動神経が大変優れており、
愛玩犬種で初めて訓練資格を取ったことでも有名です。
その都会的なスタイルで、原産国ドイツでの人気を欲しい侭にしていた
ミニチュアピンシャーは、ドッグショーでも負け知らずであったといいます。
しかし、第一次世界大戦後には、その人気に陰りが見え始めた
ミニチュアピンシャーですが、輸出国の一つであるアメリカで
じわじわと知名度をあげていきます。
1929年にはAKC(アメリカケネルクラブ)からの認定を受けるまでになります。
その後、「トイグループの王者」と呼ばれるほどの人気を得て、
現在では人気犬種として確固たる地位を獲得しています。
日本には1960年代に紹介され、犬種の中ではマイナーな扱いでしたが、
近年になって注目されるようになり、着実に愛好家が増えている犬種です。
⇒ ミニチュアピンシャー ブリーダーの子犬販売はこちら
フレンチブルドッグ
チワワ
トイプードル
ダックスフンド
ポメラニアン
ミニチュアピンシャーは、陽気でとても活動的な性格です。
テリア気質が強いことから、小柄ながら大胆で恐れ知らず、勇敢な面も持っています。
また、好奇心が旺盛であることから、
MPCA(アメリカのミニチュアピンシャーの公認団体)では、
「Escape Artists(脱走の芸術家)」と紹介されているほどです。
興味のあるものへの探求心が強く、
そのためにはどんな事をしてでも脱走を試みるとまで言われています。
また、ミニチュアピンシャーは優れた運動能力の持ち主であり、
頭の良さも手伝って、愛玩犬種で初めて訓練資格を取ったことでも知られています。
仲間意識が強い事から、家族への愛情が深く、忠誠を尽くします。
反面、他人には無愛想で、警戒心も強い事から、番犬に最適な犬種といえます。
吠え方も、他の小型犬とは全く異なって本格的です。
ミニチュアピンシャーはプライドが高く、神経質な面があるため、
小さなお子様のいる家庭にはあまり向かない犬種です。
乱暴な扱いをされると、攻撃的になって噛み付くことがあります。
もともと無駄吠えが多いので、早いうちからしっかりとしたしつけが必要です。
また、人が大好きで甘えん坊、寂しがり屋な面もありますので、
十分なコミュニケーションをとるようにしましょう。
ミニチュアピンシャーはきれい好きで、飼育環境を汚さない事でも有名な犬種です。
ヨークシャーテリア
パグ
柴犬
マルチーズ
コーギー
○ 被 毛
少々硬めで、光沢のある滑らかな短毛が密生しています。
○ 毛 色 *JKCサイトより抜粋
単色:ディアー・レッド、レディッシュ・ブラウンからダーク・レッド・ブラウンまで。
ブラック&タン:レッド又はブラウンの斑のあるラッカー・ブラック(黒漆色)。
斑はできるだけ濃く鮮明ではっきりとしているのが良い。
斑は以下のように分布する:目の上、喉の下側、パスターン、足、
後脚の内側及び尾の付け根下。
胸には 2つの規則正しい明確に分かれた三角形がある。
チョコレート&タン:タンの部分についてはブラック&タンに準じる。
○サイズ
体高:オス・メスともに25〜30cmが理想
体重:オス・メスともに4〜6kg
○耳と尾について
ミニチュアピンシャーは、長い間、その洗練されたスタイルのために、
断耳・断尾の習慣が一般的でした。
しかし、近年のヨーロッパでは、動物愛護の観点から、
これに反対する動きが活発になっています。
原産地のドイツでは、1987年、1988年にそれぞれ断耳、断尾が禁止されました。
これを受けて、近い将来、一部の国々を除いて、
こうした習慣が無くなるだろうといわれています。
○その他特徴
ミニチュアピンシャーは、前肢を高く上げる
「ハクニー歩様*」と呼ばれる歩き方が特徴的です。
*ハクニー歩様
別名ハイステップ歩様。
角度の浅い肩甲骨や繋の直立が原因で、前肢を過度に上げる歩様のこと指します。
エネルギー消費が高くなるため、ミニチュアピンシャーや
イタリアン・グレーハウンド以外の犬種では不正な歩様として扱われています。
パピヨン
ミニチュアシュナウザー
シーズー
ジャックラッセルテリア
ビーグル
ミニチュアピンシャーのルーツについては諸説ありますが、
一説には、300年ほど前のドイツや北ヨーロッパで、
ねずみ駆除を目的として飼われていた、
中型犬のヘル・ピンシェルが祖先だという説があります。
ヘル・ピンシェルはドーベルマンの祖先としても知られています。
ミニチュアピンシャーは、ドーベルマンとよく似た外観から、
ドーベルマンの小型化と思われがちですが、
歴史としてはミニチュアピンシャーの方がずっと古い犬種です。
1895年に、ドイツで「ピンシャークラブ」が設立されてから、
本格的な改良が行われるようになったようです。
ミニチュアシュナウザー、ダックスフンド、イタリアン・グレーハウンド、
トイ・マンチェスター・テリアなどの犬種を交配させ、
その後も小型化のための慎重な選択繁殖が繰り返され、
現在の洗練されたスタイルが出来上がったといわれています。
交配に使われたそれぞれの犬種の気質はしっかりと受け継がれているようです。
ドイツでは「レイ・ピンシェル(小鹿のようなテリア)」とも呼ばれていますが、
MPCA(アメリカのミニチュアピンシャーの公認団体)が発足した1929年に、
「ミニチュアピンシャー」という正式名称が作られました。
ドイツやフランスでは、その抜きん出たネズミ駆除の才能、
また大胆で攻撃的な気質から、集合住宅の番犬として大変重宝されたといいます。
ドッグショーにも出陣するなどして、本国ドイツでの人気を思うままにし、
空前のブームを巻き起こしていましたが、
第一次世界大戦後には、それまでの人気が一転、ほとんど注目されない犬種となり、
戦前に輸出されたそれぞれの国での発展に望みをかけるしかない状況となります。
アメリカでまずまずの知名度を上げていたミニチュアピンシャーは、
1900年のドッグショー初出陣をきっかけに、
飛躍的に人気・知名度をあげるようになります。
そして1929年には認定を受けるまでになりました。
その後も着々と愛好家を増やしていたミニチュアピンシャーは、
とうとう「トイ・グループの王者」と呼ばれるまでになり、
現在も安定した人気を誇る犬種となっています。
日本では1960年代に初めて紹介され、しばらくはマイナー犬種扱いでしたが、
じわじわと知名度を上げていき、
現在では「ミニピン」の愛称で親しまれる犬種となっています。
ボストンテリア
キャバリア
ボーダーコリー
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー